2009年9月16日水曜日

遅くなりました。続き











どうも家具修理工房の林です。


一枚板い天板の修正の続きです。


この「契(ちぎり)」(蝶ネクタイのような形の割れ防止の


工法)表と裏あわせて全部で19個入れています。




かなり長い間、置いていたので、割れが広がってきていますし


新しく割れが発生していますので、これでも少なくしたのですが


19個もちぎりを入れることになってしまいました。




この天板の補修で勉強になったことがあります。


それは塗装は重要だということです。




乾燥が甘かったせいもあるのだと思いますが、表に向けて


作業するときは表に反りあがり、裏に向けて作業するときは


裏に反りあがりで乾燥があまいせいかなと思っていたのですが


それよりも塗料の油分が抜けてカラカラになっていたせいで


外気の湿気に直接反応して反りあがっていたことに気づき


ました。




そこで作業が終わった後に研磨をして浸透性のあるオイル


を塗ってみると、反りがあまり出なくなりました。




もちろん多少は反りますが、塗装前とでは、全く違います。




オイルというとワックスがはいったものが水に強いので、メンテナンス


にはよくつかわれると思いますが、浸透性のあるものもある程度


の期間で使用していくことが、あとあと修理やメンテナンスに影響


していくと思います。




今ある、テーブルは大丈夫ですか?




無垢材のテーブルのメンテナンスのことも疑問があればお問い合わせ


ください。答えるだけでしたら、無料です。(笑)




よろしくお願い致します。




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